世界は美しい風景に満ちている。夕陽の衒い,漆黒に満ちる湖,ビル窓に映る空の蒼さ。どの景色も,見逃してしまいには,惜しいんだ。生きているなら,いくつもの目を手に入れろ。
松下電器社は,インターネット経由で画像をモニタリングできるサービスとともに,ネットワーク対応カメラを発売した。カメラに独自ドメインを割り当て,遠隔地のパソコンからその画像にアクセスできる。
ちょっと値段が高いのが残念だけど,あっさり手軽にライブカメラを設置できる楽しさが存分にありそうな製品。手軽にドメインでアクセスできるのもいい感じだ,楽しそう。自分の個人用になにかを写しておいてもいいし,世界に公開してもいい。自分がメディアになる手軽さを,簡単に味わわせてくれそう。使いて〜(^_^)。
人間はいくつの目を持つことができるだろうか? 前を向いたら前しか見えない,後ろを見たら前が見えない,そんな人間の身体は不便だけど,ワイヤードに接すれば,私の目にはいくつもの風景が同時に飛び込んでくる。網膜に投影することで人間の身体に直接風景を取り入れる三洋電機の装置を使い(読売新聞の記事),世界中に点在させた自分の目を,網膜にダイレクトに投射したら,世界はどのようなカタチになるだろうか? 今,見ている視界が,地球の大きさよりも大きくなる,そのときに,私たちはどんな風景をみることができるだろう?
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